ひゃくえむ。

映画・音楽

映画館で「ひゃくえむ。」を見てきた。ライカムでの最終上映日。

漫画は読んでなかったけど、とても評判が良く、前向きになれそうな映画なのかなとの期待もあって。

百メートル走に人生をかけるという人は私の周りにはいないし、何か一つのことに人生をかけている人も少ないように思う。農業とか医者とか会社や組織に属さず個人で仕事している人は当てはまるのかもしれない。

この映画は一つのことに打ち込む覚悟とその精神状態の表現が秀逸で、「ひゃくえむ」で検索すると映画での「名言」についてのコメントがたくさん出てくる。

「明日を生きるために、今日死んでいた」という台詞があり、ネットで見ると他の人の解釈とは違っているようだけど、自分には「先のことのために自分の意思を殺している」と解釈し、「将来のことを考えていないで、今日できることを全力でやりきる」というメッセージなのかなと受け止めた。

どうしてもペース配分を考え、明日からもずっと人生は続いていくのだから、必ずしも今日全力でやる必要はないと自分を言い聞かせてしまっている。一つのことに打ち込む覚悟というのは、日々全力でやりきる覚悟なんだろうな。それがプロフェッショナルということなのだろうか。

漫画でも読みたくなったので、年末年始読んでみようかな。原作者の魚豊さんの「チ。ー地球の運動についてー」も読んでみようか。

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