沖縄の長男の嫁

家族

みこしです。沖縄で生まれ育っております。長男です。父親も長男です。家には仏壇(トートーメー)があり、小さいころからトートーメーを継いでいくことになるというのを感じており、責任がある立場なんだろうなと思ってきました。

親戚付き合いも多く、お盆、正月、シーミー、新年会、冠婚葬祭など顔を合わせる機会も多く、小さいころから親戚のみなさんに可愛がられてきました。親戚という血縁のコミュニティーは、好き嫌いであるとか考え方、趣味などでの繋がりではない分、より固い結束力があるようにも感じ、またそれはそのような集まりが苦手な人にとっては辛いものでもあるように思う。

私は小さいころから親戚付き合いや地域とのつながりというのを両親を通して慣れることができた。時代もあるのだと思うが、地域のつながりも私の小さいころは今以上に強いものであったと思う。

長男として、トートーメーを守っていくことを継いでいき、親戚とのコミュニティーを守っていくことをやらないといけないと思ってはいるものの、実際に大変なのは長男の嫁さんである。

お盆や正月には、料理の準備、お歳暮・お中元の準備、お年玉の準備などや、親戚がいらしたらお料理だしたり、飲み物だしたり。長男、男どもは仏壇前に座っておしゃべりするだけ。私の家にはお中元の数は20個くらいなので、家族で来たり1人で来たりで総勢50名くらいは線香をあげに来てくれる。嫁さんからすると名前と顔を覚えながら、姑からどんな人なのか断片的な情報が入ってくるが、年に2回しか会わないと覚えるのも大変だろう。きっと高ストレスだ。

私の嫁さんも親戚付き合いは多く、小さいころから似たような環境で育ってきたようで、なんとか頑張ってくれている。お盆が終わったらどっと疲れが出るようだ。感謝しかない。

そして明日は旧正月。我が家ではやらないのだが、地域によっては旧暦の正月のほうを重んじているところもあり、忙しい1日になるところもあるだろう。コロナによって、昨年、今年といつもとは違うことになるとは思うが、せっかくなので気持ちだけでも明るくいい正月にしたいものだ。

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