家庭訪問のいま

家族

みこしです。小学生のころ学年が上がると家庭訪問がありました。家庭訪問前には家のなかの片づけや掃除が行われ、いつもより小奇麗な部屋と化した。当日は先生が来られる時間前からそわそわし、いつもよりも笑顔な先生を招き入れ、母親と先生が談笑し、茶菓子を食べお茶を飲み帰っていく。日常いつも会っている人なのに非日常に見えた。

小学校によっても違うようだが、子供たちが通っている小学校の家庭訪問は家のなかへあがらず、玄関先で立ち話をする程度だ。コロナだからという訳ではなく、4年前に娘が小学校に入ったときにはそうなっていた。私も通っていた学校なので、いつからなんのきっかけでこんなスタイルになったか気になるところだ。家のなかに入れたくないという意見がでたのだろうか。

今日は、娘と息子、両方の家庭訪問だった。2人の先生は今年から子供たちの通う小学校へ赴任してきたようだ。娘4年生の担任は男性、息子1年生の担任は女性の先生だ。2人とも非常に丁寧で恐縮しながら、プリントの説明をされたり、まだ一緒に授業して数日なのに少しでも学校での子供たちの様子を私たち親に伝えようとしてくださいました。

私のころの先生はもっと堂々としていたというか、親のほうが恐縮していたのか、パワーバランスが逆転しているのかなと感じた。私はできるだけ恐縮しながら子供たちのことを宜しくお願いしたいと伝えたつもりだが、私のほうが先生よりも年上だということもあるので、緊張されていたかもしれません。

今の先生がたは大変なんだろうなと感じました。学校や先生に対しクレームや強く意見を主張する親御さんたちも昔と比べると増えているんだろうなと。昔の先生は偉かったのに。立場が守られているようだったのに。いつのまにか、親たちの立場が強くなったんだろう。子供たちのために頑張ってくださっているのにかわいそうだ、申し訳ない。

義務教育なので、正直たいしたお金は学校へ払っていない。塾にいけばそのほうがお金がかかるだろう。なのに学校や先生に対してクレームをつけるのはね。改善すべきところは指摘してあげないといけないのはそうだが。やはり、対等な立場でないといけないよな。学校や先生のほうがエライほうがいいかな。

そういえば、学校の教員をしていた同級生が10年前くらいだろうか、亡くなった。詳しいことはわからないがメンタル的なところも関係しているようだった。不器用だがまじめな人柄だった。沖縄の教員はメンタル不全で休職されるかたが多いようだ。悲しい現実だ。子供たちのために尽力されているのに。

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