いつものお正月ではなかった

全般

お正月は親戚まわりが私が小さいころからの習慣だった。

沖縄という土地柄もあるのだろうが、1月1日の午後になってから仏壇のある親戚の家を父とお歳暮を持って一緒にまわり、お線香をあげ、ご馳走を頂き、他愛もない話をしてお年玉をもらって、次の親戚の家へ向かうというのを数件まわるということをしてきた。

私の家にも仏壇があるので、親戚は私の家にまわってくる。父と私が不在の時間帯は母が対応していた。最近では私の嫁さんや子供たちも一緒にやってくれていた。

昨年からお正月の親戚まわりはやめて、お盆(旧盆)だけにしようということになった。父方、母方の親戚もそうしようということになった。

私は思春期の時期や成人後の結婚前などは、親戚まわりが苦痛な時期もあったが、結婚して子供ができてからは、親戚とのつながりを強制的にも継続させた仕組みというかしきたりに感謝していた。コミュニティーは継続することが重要だが、それが一番難しいことだと思っている。昔の人は考えていたのか、結果的にそうだったのかはわからないがすごいと思う。

さて、今年の正月は毎年1月1日にやっている家族で朝線香をあげたり、おせち食べたり(沖縄ではない習慣だが)、家族の写真撮影は行ったが、初詣に行くこともなく、お年玉は用意したものの新年会の開催も難しいことから親戚の子供たちに会う機会もない。年賀状もあまりもらえない、というか私も送ってない。頂いた年賀状に恐縮しながらLINEで正月挨拶とお礼を伝えている。

寒かったが天気に恵まれたので、1日も2日も公園へ子供たちを連れて行った。2日は凧揚げをしたが、幼稚園の息子はすぐ尻餅をついてズボンが濡れてしまい気持ち悪いくて、家に帰りたいと泣きついてきた。

正月というか普段の週末とあまり変わらない感じだ。長期間の休みではあるけど、正月らしくない。築いてきたコミュニティーが崩壊してしまわないかが心配だ。4月のシーミー(墓参り)には親戚で集まれるといいんだが。遅くとも8月のお盆は会える環境になってほしい。

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